“嫌悪感（けんおかん）” の例文

勤めだしたはじめのころ、彼女たちは醜悪な軟躰動物のようで、ただ嫌悪感（けんおかん）しか与えられなかった。

青べか物語 (新字新仮名) ／ 山本周五郎(著)

この不純でややこしい恋愛に対する嫌悪感（けんおかん）ではあったが——そしてそれは激しい非難や、子供たちの不満のために醸（かも）された、妙にねじけた反抗と意地のようなものと、今まで経験したことのない

仮装人物 (新字新仮名) ／ 徳田秋声(著)

“嫌悪感（嫌悪）”の解説

嫌悪（けんお）とは、憎み嫌うこと。嫌厭（けんえん）や厭悪（えんお）ともいう。反義語は愛好。
汚い物、食用に適しない物、伝染性がある物、逆らいたい物、存在してほしくない物など、不愉快な思いを催す物事に関連した感情である。 チャールズ・ダーウィンは、『人間と動物の表情について』で嫌悪感が不愉快な物に関連していると書いた。
類義語に憎悪（ぞうお）があるが、「憎悪」は相手に対する敵意や攻撃性を示唆するのに対して、「嫌悪」「嫌厭」「厭悪」は不愉快だとして拒否したいという意図を示唆する（用例：自己嫌悪）。
(出典:Wikipedia)

嫌	常用漢字 中学 部首:⼥ 13画
悪	常用漢字 小３ 部首:⼼ 11画
感	常用漢字 小３ 部首:⼼ 13画