妙相みょうそう)” の例文
部屋のしきりをて切って刺青の道具を手にした清吉は、暫くは唯恍惚うっとりとしてすわって居るばかりであった。彼は今始めて女の妙相みょうそうをしみ/″\味わう事が出来た。
刺青 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)