妄言たはごと)” の例文
隔離病舎に収容された晩などは知覚が朦朧になり、妄言たはごとまで言つた位。適切てつきりチフス性の赤痢と思つて加藤も弱つたのであるが、三日許りで危険は去つた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)