女王にょうおう)” の例文
を近くへ寄せてうかがうと、麗人の女王にょうおうは遺骸になってなお美しくきれいで、その顔を大将がのぞいていても隠そうとする心はもう残っていなかった。
源氏物語:41 御法 (新字新仮名) / 紫式部(著)
まれもした。母も恋しかった。平生は思い出すこともない異父の弟妹の醜い顔をした人たちも恋しかった。二条の院の女王にょうおうを思い出してみても、恋しい。
源氏物語:53 浮舟 (新字新仮名) / 紫式部(著)
ただ人生のはかなさをおおように、言葉少なに、しかも軽々しくはなしに話すのが、露骨に死期の近いことを言うよりもどんなに心細い気持ちでいるかを思わせた。女王にょうおうは孫である宮たちを見ても
源氏物語:41 御法 (新字新仮名) / 紫式部(著)