う云われるともと人がいから、あんまり腹が立って口が利かれない、いきなり立って番頭の胸倉へ武者振りつこうとする途端に、ポンとちたのは九兵衞が置忘れて帰った女夫巾著みょうとぎんちゃく
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)