“奥原晴湖”の読み方と例文
読み方割合
おくはらせいこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつて某処において見た書画ちょうによって想察するに福島柳圃ふくしまりゅうほ、渡辺小華しょうか奥原晴湖おくはらせいこ安田老山やすだろうざん、鷲津毅堂の五人ではないかと思われる。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
奥原晴湖おくはらせいこの密画の懸けてあったこともあります。晴湖は明治の初めに東京に出て、下谷したやに住んで、南画の名手として知られた女の画家でした。佐藤応渠さとうおうきょ半切はんせつもありました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)