奇矯きけう)” の例文
あふるゝ浄福、なごやかな夢見心地、誇りが秘められなくて温厚な先生の時間などには、私は柄にもなく挑戦し、いろ/\奇矯きけうの振舞をした。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
ちよつと見には奇矯きけうに思はれないでもないこの言葉も、ナルシシスムの本義をわきまへれば意外でも奇妙でもなくなる。