太安万侶おおのやすまろ)” の例文
『古事記』は天武てんむ天皇が稗田阿礼ひえだのあれ伝誦でんしょうさせられたのを太安万侶おおのやすまろが書いたものであります。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
天武天皇の勅語を稗田阿礼ひえだのあれが誦したものを太安万侶おおのやすまろが筆録したもので、その言語は幾分古い時代のものであろうから、これに八十八音を区別したのは、奈良朝以前の音韻状態を伝えるもので
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)