穀の木の普及をはかりたまうと伝えられる天日鷲命あめのひわしのみことの本国であって、現に千葉県の安房もその阿波の古代植民地であったが故に、国の名を同じうするのであろうという説があり
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)