わが聯合艦隊司令長官大鳴門正彦おおなるとまさひこ大将は無念の唇を噛み、悪口あっこうを耳より聞き流し、ただ、決戦の最も有利な機会の来るのを待った。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)