大西郷おおさいごう)” の例文
二十はたちの年じゃった、大西郷おおさいごう有村ありむら——海江田かえだ月照師げっしょうさんを大阪まで連れ出したあとで、大事な要がでけて、おとうさんが行くことになって、さああと追っかけたが、あんまり急いで一もんなしじゃ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)