大慧禅師だいえぜんじ)” の例文
昔しそう大慧禅師だいえぜんじと云う人は、悟道ののち、何事も意のごとくに出来ん事はないが、ただ夢の中では俗念が出て困ると、長い間これを苦にされたそうだが、なるほどもっともだ。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)