大元浦おおもとのうら)” の例文
吉川勢は、其の火が厳島神社にうつる事を恐れて、消火に努めている間に、晴賢は勇将三浦等に守られて、大元浦おおもとのうらに落ちのびた。大元浦は、厳島神社から西北二、三町のところである。
厳島合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)