堆積裏たいせきり)” の例文
カント自身はその哲学を貫く中軸の奥に一個の存在として生きている。厨川白村の該博な知識は彼自身ではない。彼自身は別個の存在として著書堆積裏たいせきり蟠居ばんきょしている。
触覚の世界 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)