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垜
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あづち
ふりがな文庫
“
垜
(
あづち
)” の例文
矢は
垜
(
あづち
)
の上を遙かに越えて、その後の
疎
(
まば
)
らな木立を拔け、隣の庭——植木屋の松五郎の庭——へと飛んで行きます。それからほんの暫らくの後——。
銭形平次捕物控:057 死の矢文
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
垜
(
あづち
)
を越して、此羽目へ射込むには、坊主矢ぢや駄目だ。新助が
本矢鏃
(
ほんやじり
)
を使つたのはその爲さ」
銭形平次捕物控:057 死の矢文
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「まだ解らねえ、——手前と重吉兄哥は、此處を眞つ直ぐに
垜
(
あづち
)
の前を通つて、木戸をあけて、ゆつくり植木屋の裏へ出てくれ、何か變つた事があつたら、遠慮なく聲を出してもいゝ」
銭形平次捕物控:057 死の矢文
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
垜
部首:⼟
9画
“垜”を含む語句
射垜
垜屋
垜積
堆垜
絡垜