囲炉裡端いろりばた)” の例文
旧字:圍爐裡端
そこにおいて、終生……つまらなく言えば囲炉裡端いろりばたの火打石です。神聖に云えば霊山における電光です。瞬間に人間の運命を照らす、仙人の黒き符のごとき電信の文字を司ろうと思うのです。
革鞄の怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)