四時よつどき)” の例文
然るに榛軒は何故か急に泣き出して、いかに慰めても罷めなかつた。乳母はこれがために参詣を思ひ留まり、夫も昼四時よつどき前に本郷を出ることを得なかつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)