咒咀主のろいぬし)” の例文
案ずるに三七二十一日の立願りゅうがんの二十日の夜は昨夜に過ぎて今夜しもこの咒咀主のろいぬしが満願の夜にあらざるなきか。予は氷を以て五体を撫でまわさるるが如く感せり。
黒壁 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)