“右左口”の読み方と例文
読み方割合
うばぐち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
初鹿野はじかので汽車を下りて、駅前のあわれな宿屋に二晩泊ったが、折あしく雨が続くのでそこを去った。そしてその夕、甲府を経て右左口うばぐちにゆく途中で、乱雲の間から北岳の一角を見て胸の透くのを覚えた。
白峰の麓 (新字新仮名) / 大下藤次郎(著)