口舌クゼツ)” の例文
此すら竟に口にすることなく、過ぎれば過ぎたであらう、口舌クゼツに似た未練の繰り言を、敢へてする私である。
実川延若讃 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
口説クドキの中に男女間の口舌クゼツや妄執・煩悶ばかりを扱はぬ純粋な叙事詩もあるのである。