印籠抉いんろうじやくり)” の例文
よく見ると敷居にはのみか何んか打ち込んだ跡があり、印籠抉いんろうじやくりになつてゐる雨戸が一枚、無理にこじ開けられたことは疑ふべくもありません。
渾身こんしんの力でコジ開けて見ましたが、雨戸の印籠抉いんろうじやくりがよく出來てゐる上、建物が新しいので、雨戸全體が大きい音を立ててミシミシ動くだけ、一枚の戸も外れさうもありません。