占筮者うらないしゃ)” の例文
占筮者うらないしゃが自分の運命を占い得ないのと同様に、脳髄が脳髄の事を考え得ないのは、当り前の事として誰も怪しまなくなってしまっている。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
私はそんな事を知らんというのも可哀そうですから、ちょっと占筮者うらないしゃのような真似をして「急いで北の方へ行けば今日中に見付けることが出来る」
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)