卑下慢ヒゲマン)” の例文
かう言ふ、僅かなことの答へにも、極度にり降つた語つきに、固い表情を、びくともさせる房主ではなかつた。卑下慢ヒゲマンとは、之を言ふのか、顏を見るから、相手を呑んでかゝる工夫をしてゐる。
死者の書 続編(草稿) (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)