医方類聚いほうるいじゅ)” の例文
抽斎は世にある日、藩主に活版薄葉刷うすようずりの『医方類聚いほうるいじゅ』を献ずることにしていた。書は喜多村栲窓きたむらこうそうの校刻する所で、月ごとに発行せられるのを、抽斎は生を終るまで次をってたてまつった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)