加地庄かじのしょう)” の例文
『北越雑記』を見ると、北蒲原きたかんばら郡の加地庄かじのしょうの辺で藤布というのはすべてクズ、すなわち秋になって深紅しんくの花を開くくずの皮で製したもので、主としてはかまかみしもなどの用に製して販売していた。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)