兵書部屋へいしょべや)” の例文
それをうるさいと思ってか、蔦之助は、以来ピッタリ道場の門をとざして、めったにそとへすがたを見せず、世間の悪口もよそに、兵書部屋へいしょべやへこもり、ひたすら武技ぶぎの研究に余念がなかった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)