八郎君はちろうぎみ)” の例文
童形どうぎょうである八郎君はちろうぎみは正妻から生まれた子で、非常に大事がられているのであったが、愛らしかった。大将の長男と並んでいるこの二人を尚侍も他人とは思えないで目がとどめられた。
源氏物語:31 真木柱 (新字新仮名) / 紫式部(著)