“入山（いりやま）” の例文

木と木の梢（こずえ）の重なり合った原生林の感じも深く目につくところで、今はほとんど自由に入山（いりやま）伐木の許さるる場処もない。

夜明け前：04 第二部下 (新字新仮名) ／ 島崎藤村(著)

自由に入山（いりやま）伐木を許し、なお、木租の上納を免ずる代償として、許可なしに五木を伐採することを禁じたのである。

夜明け前：04 第二部下 (新字新仮名) ／ 島崎藤村(著)

この時代に巣山（すやま）、留山（とめやま）、明山（あきやま）の区別ができ、入山（いりやま）伐木を人民の自由に許した明山たりとも五種の禁止木の制を立て、そのかわりに木租の上納は廃された。

夜明け前：04 第二部下 (新字新仮名) ／ 島崎藤村(著)

“入山”の意味

《名詞》
入 山（にゅうざん）

登山などで山に入ること。

僧侶が修行のために寺院に入ること。出家。得度。

僧侶が住職として寺院に入ること。
(出典:Wiktionary)

入	常用漢字 小１ 部首:⼊ 2画
山	常用漢字 小１ 部首:⼭ 3画