これに代つたのは山陽が前妻御園氏に生ませた余一元協承緒げんけふしようちよ、号は聿庵いつあんである。春水は病衰の身であるが、其病は小康の状をなしてゐた。除夕五律の五六にかう云つてある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)