傅人役もりやく)” の例文
幼少から自分の傅人役もりやくとして仕えてくれた右馬介がもしここにいて、この君臣相剋そうこくの乱脈やら父子兄弟の戦いなどを見ていたら、彼は身をおくに所もなく、発狂していたかもしれぬ。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)