偃月刀えんげつたう)” の例文
旅人の隊が市に近づいた時に、バルタザアルはシバの女王の護衛兵の黒い馬と夜目にも輝く偃月刀えんげつたうとを認めたのである。否、女王自身さへも認めたのである。王ははげしい懊悩を感じた。
バルタザアル (新字旧仮名) / アナトール・フランス(著)