会田屋あいだや)” の例文
途方にくれた様子で、そこにいた内儀と手代風の男は、先頃、和田峠でも人違いをされて、諏訪すわ会田屋あいだやへ逃げこんだ四国屋のお久良くらと手代の新吉であった。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「駕のついたのはたしかにここだ」と周馬が会田屋あいだやの前で明言すると、お十夜と一角がズッと中をさしのぞきながら、ゆるせよ、と声をかけて、すぐにほこりをハタき笠と振分を投げだしそうにした。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
会田屋あいだやさん、お客様だぜ」
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)