伊東左右太いとうそうだ)” の例文
演伎座の興行は六月かぎりで、七月にはこの一座に猿之助が加わって、新富座しんとみざで開演することになった。このときに新蔵は「鍋島猫騒動」の伊東左右太いとうそうだと、「紅葉狩もみじがり」の鬼女きじょをつとめたのである。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)