“他生曠劫”の読み方と例文
読み方割合
たしょうこうごう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本有心蓮ほんぬしんれんの月の光というものは、ゆたかに私共の心のうちに恵まれるものに相違ございませんが、何を申すも無明長夜の間にさまようて、他生曠劫たしょうこうごうの波に流転るてんする捨小舟すておぶねにひとしき身でございます
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)