交換とりやり)” の例文
しかし二人の間に何というきまった題目も起らないので、それを種に意見や感情の交換とりやりも始まる機会おりはなく、ただだらしのない雲のようにそれからそれへと流れて行くだけに過ぎなかった。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)