概してこれをいえば、文明開化の名を実にし、わが日本国をして九鼎大呂きゅうていたいりょより重からしめんには、この子女に依頼せずして他に求むべきの道あらざるなり。
京都学校の記 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
人をして身命を傾けしめ、いわゆる九鼎大呂きゅうていたいりょにもえ難しと、感ぜしめた時代もかつてはあった。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)