久留島くるしま)” の例文
十内、齢十七歳、捨ててあった刀を証拠に森の城主——豊後国——久留島くるしま信濃守しなののかみ光通みつのぶに敵討願いを軍右衛門が一子六歳になる清十郎と連署で願出た。
相馬の仇討 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
此のおふじと申す婦人は小栗様の娘で、幼年の折久留島くるしま様と云うお旗下へ御養女においでなすったお方で、維新になりましてからお旗下様は御商法を始めて結構なお暮しでございましても
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)