“丿観”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へちかん50.0%
へちくわん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山科の丿観へちかんは、利休と同じ頃の茶人だった。丿観は利休の茶に幾らかへつらい気味があるのを非難して
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
千利休と茶をあらそつた山科丿観へちくわんは、一生を通じて名利を思はなかつたまことの茶人であつたが、死ぬる前に、自分の書いたものをそつくり買ひもどして、そのまゝ火にしてしまつた。