“丹生川平”の読み方と例文
読み方割合
にゅうがわだいら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四方を森林に囲まれているので、丹生川平にゅうがわだいらは丘の上にあったが、極めて陰気に眺められた。
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
はたしてこの頃一群の人数が、丹生川平にゅうがわだいらの方角から、こなたへ向かって歩いて来た。
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
妾の一家は五年前に、——あなた様が長崎へおいでになった時に、江戸を立ってこの地へ参りました。飛騨の国の高山城下から、十里ほど離れた山の奥の、丹生川平にゅうがわだいらという寂しい土地へ。
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)