丸火屋まるほや)” の例文
その異様の光景を、高い竹筒の台のついた丸火屋まるほやの石油ランプが、薄暗く照らし出している有様は、どう見ても現代の光景ではない。室内の調度といい、人物の服装といい、明治時代の感じである。
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)