“世紀末（せいきまつ）” の例文

同時にまた縞の背広に地味な襟飾（ネクタイ）をした彼の服装も、世紀末（せいきまつ）の芸術家の名前を列挙するのが、不思議なほど、素朴に出来上っていた。

路上 (新字新仮名) ／ 芥川竜之介(著)

“世紀末”の意味

《名詞》
世 紀 末（せいきまつ）

世紀の末。

19世紀末のヨーロッパにおける思潮。デカダンス。

ある時代の終わり。

世の末。荒廃した時代や世界。
(出典:Wiktionary)

“世紀末”の解説

世紀末（せいきまつ）とは、一つの世紀の終わりである。当然、どのような紀元の暦法であれ「世紀末」は存在するが、日本語では断りがなければ西暦の世紀末を指すのが一般的である。なお、「世紀の最後の年」としての世紀末は、西暦で下二桁が99の年（例：1999年、2099年）ではなく、西暦で下二桁が00の年（例：1900年、2000年）である。対義語で、一つの世紀の始まりは「新世紀」と呼ばれる。
歴史的には、19世紀末の西洋文化思潮 (Fin de siècle) を指す語として用いられる。転じて、日本では「世の終わり」を指すものとされることが度々ある。
(出典:Wikipedia)

世	常用漢字 小３ 部首:⼀ 5画
紀	常用漢字 小５ 部首:⽷ 9画
末	常用漢字 小４ 部首:⽊ 5画