不祥事ふしやうじ)” の例文
朝井玄龍の家の不祥事ふしやうじは、一向に解決しない上に、放つて置けばまだ續きさうなので、この間から八五郎に言ひ含めて、それとはなしに見張らせて置いたのが、何んの役にも立たなかつたわけです。
重なる不祥事ふしやうじに、番頭の嘉七は泣き出しさうにしてをります。