上荷うわに)” の例文
露路の奥から手操てぐりで運びだし、五十雄君は籐椅子もろとも上荷うわにに積み、向山町のせせっこましい町角から走りだそうとすると、両隣りのおかみさん、通りの魚屋のお嫁さん
我が家の楽園 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)