三河幡豆郡みかわはずぐん)” の例文
が、彼の頑固な緘黙かんもくには、白洲しらすの奉行人も、もて余したことらしい。やがて、郷里の三河幡豆郡みかわはずぐんへ送り返され、郷党たちによる共同の責任のもとに“牢舎預け”となっていた。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)