“三たび”の読み方と例文
読み方割合
スライス100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから僕は、その『ゴンザーゴ殺し』の三たび(スライス)を再び俎上(そじょう)に載せて、今度は反対に、下降して行く曲線として観察したのです。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
勿論僕は、貴方がこの事件で、告死老人(バンシュライス)の役割をつとめていたとは思いませんが、しかしその、魔女(ヘカテ)が呪い毒に染んだという三たび(スライス)は、いったい何事を意味しているでしょうか。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
しかし貴方が三たび(スライス)で逼(つか)えて、それ以後の韻律を失ってしまったのは、けっして偶然の事故ではないのですよ。その一語には、少なくとも匕首(あいくち)くらいの心理的効果があるからなんです。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)