七時むつ)” の例文
天保十一年十二月十七日朝の七時むつさがり、長崎船の八幡丸は、この奇妙な死体の横たわっている岸を離れて、貝の音も勇ましく、すばらしいぎの海へと船出して行った。
お美津簪 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)