一時颪いつときおろし)” の例文
其で思ひ合せられるのは、此頃ちよく/\、子から丑の間に、里から見えるこのあたりの尾の上に光り物がしたり、時ならぬ一時颪いつときおろしの凄い唸りが聞えたりする。今までつひに聞かぬこと。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)