ふじゆう不自由)” の例文
今ハさまでふじゆう不自由もせずくらし候。此女私し故ありて十三のいもふと、五歳になる男子引とりて人にあづけおきすくい候。
りっぱな武士でさえしゅうをみすてゝおちてゆくのに、さむらいでもないものがたれにえんりょをすることがあろう。ましておまえは眼がふじゆう不自由なのだから、まご/\しているとけがをしますよ
盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)