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ぼつが
ふりがな文庫
“ぼつが”の漢字の書き方と例文
語句
割合
没我
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
没我
(逆引き)
没我
(
ぼつが
)
より個性への傾向である。器より見るならば日常品より貴重品への転向である。一言でいうなら工藝より美術への進展である。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
(一〇) 無心とは
没我
(
ぼつが
)
の謂である。無心が美の泉であるなら、個性に彩る器は全き器となることはできぬ。古作品の美は没我の美である。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
「
我空
(
がくう
)
」は仏説であった。亡我の境こそは浄土である。器に見らるる
没我
(
ぼつが
)
は、救われている
証
(
しるし
)
である。救われたる器、それをこそ美しき作と呼ぶのである。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
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