“ヴオクス”のいろいろな漢字の書き方と例文

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

旅行に出る前、自分は対外文化連絡協会（ヴオクス）から石炭生産組合へ紹介状を貰い、まだ地図もよく分からないモスクワの商業区域を歩きまわって、その手配をした。

石油の都バクーへ (新字新仮名) ／宮本百合子(著)

ВОКС（ヴオクス）から紹介されてそのクラブの集会に行ったとき、素子も伸子も、自分たちが演壇に立たされることなどを想像もしていなかった。

道標 (新字新仮名) ／宮本百合子(著)

そう云えば、赤い円い上唇の上に和毛（にこげ）のかげがあった。ВОКС（ヴオクス）の美人については、秋山宇一がこまかい点まで見きわめているのが可笑（おか）しかった。

道標 (新字新仮名) ／宮本百合子(著)

立派な外套を着た外国人と見ると、つべこべする国際文化連絡協会（ヴオクス）の案内人などはマヤコフスキーによって鋭く諷刺された。

道標 (新字新仮名) ／宮本百合子(著)